7月16日 晴れ 江仁屋離〜嘉鉄
本日航行 20km


昨夜は江仁屋離の対岸にある、実久の中学生「マナブ」と親しくなる。
夜、マナブを交え皆で盛り上がる。
彼は生徒が三人の中学に通っている。
面白かったのは、ラジオ体操を夏休みに行うが、教えてもらったことが無く自己流の体操をやっているとの事。
われわれはそれを「マナブ体操」と命名する。
今朝はマナブがルアーで釣りあげたヒラメを、ムニエルにして食べる。
朝から豪勢だった。
皆と別れ、嘉鉄に向かう。
向かい風がきつく苦労したが、やっと奄美本島に上陸した。
しばらく滞在することにする。

マナブの話に盛り上がる


マナブが釣りあげたヒラメをムニエルにして食べる

7月15日 晴れ 江仁屋離
本日航行 15km


昨夜は水間さんの三線(さんしん)で楽しんだ。
朝、眠気ざましにひと泳ぎする。
そのまま海水で顔を洗い歯をみがく。
今日は「海辺のさんぽ社」の皆とカケロマ島を、シーカヤックで散策する。
きれいな砂浜を見つけたら上陸し、洞窟をみつけたら入ってみる。
昼食を食べるのを忘れるぐらい遊び、帰りはへとへとになってしまった。
夕方は実久にシャワーと酒の買いだし。
いい一日でした。
7月14日 晴れ 与路島〜江仁屋離
本日航行 20km


与路島とハンミャとの間は潮流が早いので、昼前まで与路島の集落を散策する。
AM11:00漕ぎだす。
今日は視界もよく風も追い風、気持ちがいい。
途中で無人島のスコモ離に上陸。
ここも気持ちのいい所だ。
こんな快適なところが鹿児島にあるんだ。
その後、江仁屋離に向かう。
ここで「海辺のさんぽ社」のツアーと合流。
柳沢くんや布村くん達だ。
シュノーケリングをした後、カヤックで対岸の実久集落にシャワーと酒の買いだしに行く。
夜は水間さんの三味線と島唄を聞きながら、黒糖焼酎を飲む。

お詫び:
携帯電話の電波が弱い為、画像が遅れない状態にあります。
楽しみにしている皆さん、ゴメンなさい。
7月13日 曇り時々晴れ 諸鈍〜与路島
本日航行 24km


午前中は取材、午後より請島と与路島に向かう。
向かい風のなかを進む。
今日は体調が良くない。
昨夜飲み過ぎが原因か。
まあ今日はたいした距離ではない。
ノンビリ行こう。
砂浜の綺麗な請島で休息。
クリーム色の砂浜が広がる。
しばらく進むと、ハンミャ島が見えてきた。
ここはいつかは行きたいと思っていた島だ。
緑とクリーム色、そして海や空の青が見事なコントラストをかもしだしている。
今度は気の合う仲間とキャンプに来よう。
流れの速い海峡を漕ぎ与路島に上陸。
海では与路中学校の生徒と栄先生がシーカヤックを漕いでいた。
早速、一緒に漕ぐ。
学校に備品としてシーカヤックが配備されている。

デイゴ並木を散歩する


映画「男はつらいよ」のりリーの家

7月12日 晴れ時々曇り  諸鈍

今日はカヤックを置いてある諸鈍に向かう。
フェリーで20分、生間で降り、歩いた。
ここはデイゴ並木が美しい所だ。
映画「男はつらいよ」のロケが行われた所でもある。
デイゴ並木の木陰でお年よりたちが涼んでいる。
私も木陰でノンビリと本を読んで時間を過ごす。
夕方MBCの取材クルーと合流する。
今夜は諸鈍の方々の唄を聞きに行く。
7月11日 晴れ時々曇り  古仁屋


昨夜は柳沢くんの家の泊めてもらう。
ここ嘉鉄は200世帯ほどの集落だ。
道の所々にハブが出てきたときの棒(用心棒)が立てかけてある。
やはりハブが出るんだ、気を付けよう。

午前中、少しカヤックを漕ぐが、まだまだ疲れが残っている。
布村さんと話をしながら、だらだらと過ごす。
午後から図書館と歴史資料館をのぞく。

嘉鉄の集落に立てかけてあるハブよけの用心棒


海辺のさんぽ社の柳沢さん
とフリーライターの布村さん

7月10日 晴れ時々曇り 風波強し 古仁屋

昨日までの疲れはまだ残っている。
天気はいいのだが、風は強い。
穏やかなはずの大島海峡も波が立っている。
海峡には台風をやり過ごそうとしている船も、なん艇か見える。

古仁屋の町をぶらぶらと時間を過ごす。
港では定期船だけではなく、個人の船で営業している海上タクシーが待機している。

夕方、友人の柳沢君が迎えに来てくれる。
彼はこの地で「海辺のさんぽ社」と言うシーカヤックガイドを行っている。
奄美に行かれる方は、ぜひ彼のガイドを経験されたらいかがですか。
海辺のさんぽ社 http://www.amami.com/sanpo/

7月9日 豪雨 風波強し 波3m
与路島〜諸鈍 本日航行 15km


朝、天気予報を聞くと台風4号が動き出したらしい。
港に出て定期船「せとなみ」の船長に、海洋気象のFAXを見せてもらう。
台風4号は10日には北緯28度あたりまで来るようだ。
今日のうちに、やどり浜に行こうと漕ぎだす。
与路島や請島も見たいが、今日は先に進むことにする。
向かい風のなか漕ぎ進む。
請島の岬を回ったら反対向きの潮流と向かい風、それに向かい波に速度を奪われる。
そのうち激しい雨が降ってきた。
まったくのホワイトアウト(視界がきかなくなり、周りすべてが真っ白になる状態)になる。
コンパスを頼りに進むが、だんだん感覚が狂ってくる。
突然目の前に波が立ちあがり転覆する。
すぐにロールで起き上がる。
風に流され岸壁に近づいたのだが、雨の激しさで気がつかなかった。
やどり浜に向かうのをあきらめ、諸鈍(かけろま島)に上陸する。

今日も疲れきってしまった。
腕と背筋が痛む。

ここにカヤックを置き、フェリーで古仁屋に向かう。
台風が過ぎるまでここで停滞することにする。

与路島でお世話になった
栄さんに見送っていただく


平土名港で友人達に見送られる


与路島で歓迎を受ける
7月8日 晴れ 波2m 平土名〜与路島
本日航行 45km

台風3号の吹き返しもおさまり、4号がくる前に奄美に渡ろうと決める。
午前8時半友人達に見送られ出発する。
予名間岬までは順調に進むが、むしろ瀬を回りこんだ頃から強い半流に会う。
速度がいつもの半分の時速3kmほどになる。
「我慢して進むしかない、あと数時間で潮どまりになるはずだ」と自分に言い聞かせて漕ぐ。
しかしなかなか進まない、だんだん体力を奪われて行く。
難所のトンバラ岩が気になりだす。
トンバラ岩の方から流れて来ているはずなのに、なぜかトンバラ岩に吸い込まれていくような錯覚を覚える。
辛くていやな時間が過ぎる。
「今日は徳之島の山に変更しようか」と考えるが、コースを変更すればますますトンバラ岩に吸い込まれそうな気がして「自分を信じよう、必ず与路島には着けるはずだ」と気合を入れなおす。
午後1時過ぎ、やっと流れが止まった、しかしノンビリとは出来ない。
ここは逆潮になれば波が立ちあがる所だ。
自分に気合をかけながら漕ぎ進む。
予路島に近づくと、又、荒れ出した。
今回の遠征で初めて予定より送れて与路島に到着する。
腕と足が痺れきってしまった。
カヤックから這いつくばるように降りた。与路島では中学校教諭の栄さんが迎えに来ていただいて、今夜は泊めていただく事になった。
港で与路島小中学校の先生や父兄のビールをいただき、栄さんのお宅へ向かう。

明日はやどり浜に行く予定です。
7月7日 晴れ 風波強し 徳之島

台風の影響は今日も続いている。
空は晴れているのだが、海上は相変わらず波と風が強い。

ノンビリと過ごす。

ログハウスを一人で作っている上當さんを訪ねる。
キットではなくすべて手作りで制作しているとの事だった。
完成したら喫茶店と住まいになるとの事。
あと2ヶ月で完成予定(あくまでも予定ですとの事でした)
天城町に行かれる方は遊びに行ってください。

明日は風と波の状態がよくなるはずなので、出発することにする。
目標は与路島だが、状態によっては徳之島の山になる。
すべては出発してから決めます。

上當さんのログハウスにて