松本君が釣り上げたヒラアジ。


松本君が釣り上げたと言いたいが漁師さんにいただいたシイラ。

10月20日 晴れ時々曇り 口之島

晴れだした。
セリイ岬に行くと相変わらず風は強いが昨日より波は低くなってきた。
日曜日にかけておさまってくれるだろうか。
天候のことを調べるが日曜日には漕げるかもしれない。
しかし日曜日に出発する事が出来なければ、その日の午後に鹿児島に向かうフェリーに乗らねばならない。
そうしないとメンバーが仕事のスケジュールに間に合わないのだ。
たとえ天候が回復したとしても、向かい風と黒潮の流れを受けながら漕ぎ進むのは多くの労力と危険を伴う。
かなり苦しい状況になってきた。
すべての選択は日曜日の早朝までに決めねばならない。

考え込むだけ気が滅入ってくる。
やるだけのことはやっている、日曜日に考えよう。

松本君がルアーでヒラアジを釣ってきた。
九里さんも挑戦する。
しかし松本君が釣り上げた5匹のヒラアジだけだった。
帰りに漁師さんからシイラとムロアジをもらう。
今夜はムロアジとシイラの刺身とヒラアジのフライの夕食だ。

セランマ温泉に入ってきました。


セリイ岬は風と波の世界だった。

10月19日 雨 口之島

激しい風と雨が吹きまくっていた。
気持ちが滅入ってくる。
天候の事をパソコンや携帯で調べるが良くない。
九里さんもスケジュールの関係で、このまま漕げないのなら今度の日曜日にフェリーに乗らないと東京に帰れない。
はたして日曜日までに天候は回復するのだろうか。
イライラはつのる。
色々な考えが交錯する。
その後メンバーと話をしたり天候の事を気象予報士さんに聞いたりして検討する。

一つは、日曜日までにカヤックで漕ぎ出すか月曜日に確実な天候回復が望めないなら、日曜日のフェリーで鹿児島に帰り今回の遠征は来年の夏まで延期するか。
もう一つは、何とか口之永良部島まで漕げたとする。
その後、天候が崩れるらしいので鹿児島に帰り天候の回復を待ち、完全に天候が回復した時に口之永良部島から漕ぎ出すか。

気分転換に島の南部にある「セランマ温泉」に行く。
集落で鍵を借りて車で30分ほどかかる。
しっかりとした建物があり休憩場と男女別の湯船がある。
自分たちでお湯を溜めゆったりと入る。
無色透明の気持ちのいいお湯だ。
あまりに気持ちがいいので入りすぎのぼせてしまった。
帰りに野生牛を見かけた。

口之島北西部にある戸尻温泉に入る。

10月18日 雨 口之島

激しい雨と風に起こされる。
海上は大きなうねりが入り岸壁にぶつかっていた。
宮崎の漁船が座礁していたが満潮とともに助け出されていた。
友人にメールを書いたり、九里さんや松本さんと話をして過ごす。
昼から島の北西部にある戸尻温泉に行く。
行った人が発電式のコンプレッサーを始動してお湯をためる。
鉄分の多いかなり強烈な温泉だ。
しばらく入っていたらのぼせてきた。
かなり効能の強いお湯のようだ。

今週末までは天候の回復は期待できないようだ。
のんびり過ごそう。

フェリーとしまに乗り込む。

10月17日 雨 口之島

朝早く口之島に着く。
今のところそれほど波はないがこれから高くなるらしい。
クレーンでカヤックを下ろしてもらい準備に入る。
肥後さんのお世話で宿舎にはいりゆっくりとする。
しばらくするとものすごい雨が降ってきた。
風もだんだん強くなる。
天気予報ではこれから荒れてくるようだ。
仕方ないので宿舎でのんびり過ごす。
松本君は釣りに出かけ、九里さんは今までの寝不足を取り戻すように寝ている。
天候の回復を待つばかりだ。

メンバーが揃いました。右より九里・野元・松本。

10月16日 晴れ 鹿児島

昼過ぎに九里さんを迎えに空港に行く。
その後、松本君と合流したところでMBCの取材を受ける。
港に今回のチャレンジに使う3人艇をもって行く。
今夜の11:50発のフェリーで口之島に向かい、天候の条件が整うのを待つ。
今のところ19日が可能性としては高いがその日にならないと判らない。

笠沙でカヤッキング。

10月15日 晴れ 鹿児島

薩摩半島南部にある笠沙町にデザイナーの花田さんとシーカヤックに行く。
笠沙町はリアス式海岸が続き、変化のあるカヤッキングが楽しめる。
片浦から出港し対岸の浜を目指す。
しかし風が強くなり、花田さんが岬の先には進めなくなる。
いったん浜に上陸し昼食と食後のコーヒーを味わう。
どんどん風と波が強くなるのでカヤックは中止して坊津に向かう。
坊津に最近出来た、海洋体験施設「笠沙恵比寿」に行く。
隅々までデザイナーの手が入った施設だ、利用料金もそれほど高くはない。
海洋体験のソフトについてはよく判らなかった。
レストランで海を見ながら飲むビールはなかなか旨かった。
また改めて訪ねたいと思う。
さあ明日はトカラに出発だ。
10月14日 晴れ 鹿児島

朝から遠征再出発の準備をしていた。
カヤック輸送の手配、メンバーとの合流予定、取材陣との打ち合わせ、島々での宿泊や食料の確保などやることは沢山ある。
昼から自転車に乗ろうと思っていたが、あたりは真っ暗になっていた。
しかしばたばたと作業していたわけではなく、CDを聞きながらの作業だ。
間には火鉢用の藁灰を作ったり、猫と追いかけっこをしたりしながらだ。
口之島まで使用したシーカヤック(ウォーターフィールド社製マリオン)を整備する。
かなり厳しい行程を漕いできたが、港のスロープを引きずりすり減った底の一部と、珊瑚や岩礁にぶつかった傷以外はほとんど損傷がない。
シーカヤックで壊れやすいラダー(舵)部分も全く正常だ。
このシーカヤックの製造レベルの高さは、今更ながら感心する。
もっとも信頼がなければ、とても外洋を伴走なしでは漕ぐ気にならない。
明日は海に行こうかな。

軽石島(うねうね島)が見えてきた。


溶岩と軽石そして
少しの漂着ゴミで出来た
軽石島に上陸。


イルカに遭遇。

10月13日 晴れ 鹿児島

今日は錦江湾にカヤックで漕ぎ出す。
磯海岸から桜島をかすめ北上。
桜島の北側に浮かぶ軽石島に上陸する。
ここは溶岩と軽石で出来た無人島だ。
錦江湾にもこんな所がと改めて驚く。
この島には昨年MBCの取材で、人気アナウンサーの采野さんとシーカヤックで上陸し「うねうね島」と勝手に銘々した。
「うねうね」とは采野アナウンサーが土曜日にMBCラジオで放送している「うねうねウイークエンド」からの勝手な流用だ。
まあ采野アナ本人が言っているのでいいだろう。 この「うねうね島」から見渡す桜島や薩摩・大隅半島も良い。
近辺はとても良い漁場らしい、沢山の漁船がいた。
帰りに桜島近郊を漕いでいたら20頭ほどのイルカと出会った。
人工島の工事が始まってから、私はほとんど見ていなかったのだが久しぶりだ。
しばらく追いかけるがあっさり置いて行かれた。
気ままに漕ごうと思っていたが30kmも漕いでいた。
錦江湾もやはりいいな〜〜
10月12日 晴れ 鹿児島

今日は来週からの遠征再開に向けて準備をおこなう。
今度は3人なので日程の調整や到着予定の島々でサポートしていただく方を探したり連絡を取り合ったりする。
よく勘違いしている人がいるようだが、私や九里氏が行っている遠征は行き当たりばったりの旅とは根本的に違う。
A〜Bまでの区間を人力で到達するとか、山の山頂を目指すなど目的をもって行動する。
その区間や目的が困難と危険を伴うため、入念な準備と事前調査・トレーニングなど膨大な労力を要する。
他人が目にするのは行動してからが多いだろうが、出発するまでにかなりの時間を要している。
出発までに半分は終了している。
私が最近行っている遠征は準備に8〜10ヶ月かかっている。
もちろんゴールしたら終わりではない。
後かたづけや報告書の作成やお世話になった方々への挨拶など数ヶ月はかかる。
もちろん自由で楽しいから行うのだが、つねに危険が伴うのでおろそかには出来ない。
自分の為にも、また多くの応援していただいている方々の為にもやれるだけのことはやらねば。
明日はカヤックトレーニングを行うぞ。

無人の浜に上陸


猿が私を見に来た。

10月11日 晴れ 鹿児島

午前は郡山町役場に行き、住民票を移す。
これで今日から郡山町民だ。
私は鹿児島市から住所を移すのは初めてだ。
午後から串木野市の羽島に行きシーカヤッキングを行う。
港から1人で漕ぎだす。
海岸に沿って北上、所々にある洞窟を覗き小石の浜に上陸して楽しみながら土川に向かう。
このコースは初めてだがなかなか面白い。
小さな岬を回るたびに新たな世界が広がる、これもシーカヤックの醍醐味の一つだ。
土川からの帰りに沖の島を回ってみる。
断崖の島で上陸は難しそうだ。
ゆっくりと漕いでいると20頭ほどの猿が出てきた。
全部でどのぐらいの数が生息しているのだろう。
威嚇するわけではなくただ私を見ていた。
しばらく行くと幅が1〜2mで深さが20mほどの細長い割れ目のような洞窟があった。
パドルをカヤックに縦に置き、壁を手で押しながら進む。
不思議な空間が広がっていた。
鹿児島にはまだまだ私が知らない世界が沢山あるようだ。
これだからシーカヤックは止められない。
10月10日 晴れ 鹿児島

昨夜の葉加瀬太郎のコンサートは楽しかった。
曲ごとに今まで旅をした海外の、色々な風景が頭の中を駆けめぐる。
特にオープニングの「GOOD MORNING」は昨年のアラスカでのカヤッキングが鮮烈によみがえった。
充実した時間を過ごせた。

今日はカヤッキングに行く予定だったが、車がバッテリーの劣化で動かなくなった。
ロードサービスをお願いしてエンジンをかけてもらう。
遠征で乗らず、ずっと整備をしていなかったのでOIL交換等を行う。
鹿児島市内は先日の桜島の火山灰が、市内のあちこちに溜まっていて通る車が巻き上げていた。
市役所の近辺は粒の大きな火山灰が降ったようだ。
粒が大きいと車のタイヤが滑りやすい。
鹿児島市は桜島の火口から10数キロしか離れていないのだよな。
10月9日 曇りのち晴れ 鹿児島

気合いを入れて自転車のトレーニングを行う。
ものすごくいい感じで走れ、急な坂もぐいぐいと登って行く。
郡山から吹上・加世田・川辺・鹿児島市・郡山と約5時間走りっぱなしだった。
途中でトイレと給水をした以外は漕ぎっぱなし。
最後はふらふらになりながら家に帰り着く。
ここまで頑張った自分をほめてやりたいより、なにも考えず走った自分の思慮のなさをアホやな〜〜と思う。
玄関から這うように風呂場に直行。
足が痛くてたまらない。
もう少し考えて走ろう。

夕方からTBS系列(鹿児島ではMBC)で放送している「情熱大陸」のテーマ音楽を演奏している葉加瀬太郎のコンサートに行く。
私はこの番組と音楽が好きでよく情熱的に見ている。
すばらしい人の生き様とレベルの高さに感動し、また刺激を受けている。
今夜のコンサートが楽しみだ。
思いっきり情熱してこよう。
10月8日 雨  鹿児島市

朝から雨だ。
車に降り注いだ火山灰が雨に濡れてこびりついていた。
何にもする気がおこらなく「今日は休養日だ」と何もしないことにする。
たまにはこの前向きの「何もしない」もいいものだ。
お気に入りの宮之城町にある柏原温泉に行く。
畑の中にある素朴な温泉で、ここのお湯がとても気持ちがいい。
入浴料¥100というのも気に入っている。
猫の餌など購入し、帰りに蕎麦を食い帰る。
何もしないはずだったが、なんとなく遠征の用具の手入れを始める。

次のチャレンジのクルーが決まった。

九里 徳泰 1965年神奈川県出身 
日本を代表する冒険家
チベット高原自転車遠征や北米・南米人力縦断など世界中を自転車・カヤックを使い記録に残る遠征を行う。
登山家としても南米マッキンリーやヒマラヤを始め世界各地に足跡を残す。
北米北西部のインサイドパッセージ(沿岸水路*詳しくは「かごしまカヤックス」のHP「BAIDARKA1999」を見て下さい)をシーカヤックで日本人として初めて全行程走破。

著書に私が影響を受けた「人力地球縦断」(山と渓谷社)や「チベット高原自転車ひとり旅」(山と渓谷社)の他多数。


松本正樹 1967年広島県出身
ウォーターフィールド社シーカヤックビルダー(制作者) シーカヤッカー
瀬戸内や九州を中心にシーカヤックツーリングを行う。
また、シーカヤックレーサーとして数々の上位入賞を数える。
ウォーターフィールドカヤックスにて制作を担当。
1998年、野元尚巳と「BAIDARKA1999」のクルーとしてインサイドパッセージを走破。
九里さんに続き日本人で2番目のインサイドパッセンジャーとなる。
私が信頼するシーカヤッカーだ。

これでインサイドパッセージを走破した日本人3人がそろった。
とても信頼の出来る実力派のメンバーだ。
この季節このメンバーでやれなければ今年は無理だったのだろう。
10月7日 曇りのち雨(ものすごい降灰) 鹿児島市

テレビ局に行き気象予報士さんに来週の気象について相談する。
残念ながら14日ぐらいまでは風が強いようだ。
遠征へのチャレンジは15日以降の行動になる。

鹿児島市内にある「フィーチャーマジック」を訪ねる。
ここはCG(コンピューターグラフィック)の制作を行っているグループだ。
数人が各自で独立して仕事を行い、仕事によっては全体や数人で柔軟に仕事をこなす。
大きな会社ではやれない事も小さなプロ集団だからこそ出来る事がある。
新しい仕事のやり方がここにある。
10月6日 曇り 鹿児島

口之島まで1人で漕いだシーカヤック(ウォーターフィールド社制マリオン)を港に受け取りに行く。
このカヤックで最後まで漕ぎたかったが残念だ。
車のルーフキャリアに積み込む。
シーカヤックのハル(船底)についた沢山の傷を見ていると、つい「よく頑張ってくれたよな」と声をかけてしまう。
珊瑚礁にこすられ、岩礁にぶつかり黒潮のとてつもない激しい波に、まったくトラブルなしで私を運んでくれた。
傷は無数について塗装も少し色あせてきてはいるが、まだしっかりとした船体を保っている。
なんども岩礁にぶつかったチタニウム製のラダー(舵)も、何事もなかったかのように渋みのある金属色をかもしだしている。
水野さん(このシーカヤックの制作者)に心より感謝を差し上げたい。
もし少しでもシーカヤックに不安があれば、とても漕ぎ出すことは出来なかったろう。
装備の手入れを行い最後の航海に備える。
最後まで頑張ります。
10月5日 晴れのち曇り 屋久島〜鹿児島

昨夜は星川さんに環境やアラスカそして写真家の星野道夫さんの事などのお話を伺う。
星川さんのしっかりと屋久島に根付いた生き方に感銘をうける。
午後から鹿児島に向かいこれからの準備に入る。

今度は3人乗りのシーカヤック(ウォーターフィールド社制グレートジャーニー。昨年のアラスカーカナダ、シーカヤック遠征に使用した同型)でチャレンジする。
今回も熊本のウォーターフィールド社の水野さんのご厚意で、シーカヤックの提供とクルーとして松本くん(昨年のアラスカーカナダのメンバー)も参加していただくこととなる。
私が組みたいクルーだったので感激する。
現在、かなりシーカヤックの注文が立て込んでいるのに時間と退治な労力を提供していただき、水野さん松本くん有り難うございます。
天候を見計らい来週中には口之島に向かいます。
単独での全行程は漕げなかったが、完走はまだまだ諦めません。
最後まで頑張ります。
10月4日 晴れ 口之島〜屋久島

朝6時口之島を出発する。
口之島の周りは潮目(潮がぶつかり波が立ち上がっている)が続き苦労するが乗り切って進む。
しかし向かい風と黒潮がカヤックを押し戻す。
3時間ほど格闘するがほとんど先に進めないし、どんどん東側(太平洋)に流される。
予定のコースを大きくはずれ屋久島に到着する事が不可能になった。
残念だが取材のために伴走していた船に乗ることにする。
伴走艇に乗ったとたん吐く。
今の季節は私の力で単独で乗り切ることは無理だ。
しかし人力で鹿児島に向かいたい。
いったん鹿児島に帰り何らかの方法がないか考えてみる事にする。

屋久島の尾之間に在住の作家、星川淳さんを訪ねる。
星川さんは私の精神論で大きな影響をいただいた作家だ。
色々なお話をお聞きする。
夕方は平家海中温泉に行き汗を流し、夜は泊めていただく。
明日は鹿児島に帰りこれからのことを考えよう。

入浴出来なかった「セランマ温泉」

野生牛を見かける。
10月3日 曇り時々雨 口之島

昨夜の「としま」で口之島に着く。
港では肥後さんに出迎えていただく。
肥後さんは口之島で漁師と「トカラ黒潮丸」で釣り船とチャーター船をなさっている。
とても親切な方です、口之島で大物釣りを考えている人は楽しい思いが出来るのでは。

肥後さんの案内で口之島を探索する。
口之島は人口約170人の十島では二番目に人口の多い島だ。
島の南側にあるセランマ温泉に行くが、私たちが最初だったのでお湯が貯まってなかった。
最近は集落内に温泉が出来たのであまり使われていないようだ。
北側の海岸にあるトシリ温泉に向かう。
途中で野生の牛を見かける。
角が立派でやはりかっこいい。
いくつもの牛止めゲートをくぐり、トシリ温泉に着くが残念なことに工事を行っていて入浴出来なかった。
集落に戻り役場出張所の中にある温泉に入る。
集落内にはいくつかの泉があり生活に利用されていた。

明日は屋久島に向かうことにする。
風は向かい風だがこれ以上の状態をこの季節に望むのは無理だと思う。
かなり厳しい航海だろうが何とかなるのでは。
思い切りやってみよう。

明日はam6:00口之島発・pm18:00栗生到着予定だ。
10月2日 曇り時々雨 鹿児島市

午前中は自転車でトレーニングを行う。
新事務所のある郡山は初めての道が沢山ある。
あっちうろうろ、こっちうろうろとランニングでも自転車でもワクワクしながら練習ができる。
事務所の通路には栗が落ちていて美味しくいただいた。
こんなに気持ちのいいところとは思わなかった。
今夜pm11:50発の「としま」で口之島に向かう。
水曜日に天候が良くなるようなので、漕ぎだそうと考えている。
悪石島で地震が続いている。
TVで有川浩一さんが話しているのが放送されていた。
数週間前に居たところだけに気になる、被害が少なければいいのだが。
早く収まってほしい。
10月1日 雨のち晴れ  鹿児島市

昨夜は飲み過ぎてしまった。
何となくトレーニングをする気にならなく事務所の整理を行う。
明日の夜の船で口之島に渡る予定だ。
今度は屋久島までの60km。
天候が良ければ向かい風、ものすごく辛いだろうな。
でもやれるだけやってみようと思う。
9月30日 雨  鹿児島市

雨だ。
自転車に乗ろうと思っていたがどうも気が乗らない。
気が乗らない日は練習はやらない方がいい。
古いアルバムや荷物の片づけを行う。
自分では荷物はすくないほうだと思っていたが、片づけだすと結構あるものだ。
思い切って色々な物を捨てたり、友人に譲ったりする。
いつかは使うかもと思って取っていた物が、どんどんたまっていく。
一年間使わなかった物の90%は十年間は使わないらしい。
十年も使わない物はその後も使わないのではないだろうか。
これからコマーシャルに踊らされることなく商品を選ばねばいけないな。

目指せ「素朴ないい暮らし」
9月29日 晴れ  鹿児島市

午前中は自転車で走る。
上り坂もなかなかいい感じで走れるようになってきた。
2時間ほど一気に走りきる。
午後からMBCに行き気象予報士の方に来週の天候を相談する。
やはり天候が安定すると北よりの風になるようだ。
向かい風になるが仕方がない、ともかくやれるところまでやろう。
気持ちはかなり上向いて来ている。
今のところ月曜日の夜の船で口之島に向かおうと考えている。

磯海岸から漕ぎ出す。
右から野元・上代・RYOUKO。
9月28日 晴れ  鹿児島市

今日は久しぶりに錦江湾でシーカヤックを漕ぐ。
友人の上代君とRYOKOの三人で磯海岸から桜島へ漕ぎ出す。
やはり海の上は気持ちがいい。
桜島の溶岩地帯を眺めながら南下、海の中に湧いている温泉を探索する。
その後、錦江湾に浮かぶ砂浜(神瀬)に上陸、ご飯を食べのんびりすごす。
今までかなり厳しいカヤッキングを行っていて、漕ぐのがいやになりそうだった。
しかし自分はカヤックが好きなんだなと、あらためて思う。

もうそろそろ遠征に復帰しようかな。
9月27日 晴れ 鹿児島市

今日は連日のトレーニングで体がだるい。
休養日とする。
整体に行き体の歪みを治してもらう。
今まで針治療やスポーツマッサージなど色々な筋肉ケアを行ったが、私には整体(カイロプラチック)が一番合っているようだ。
体をリフレッシュし、本屋や電気店を覗く。
アウトドアステーション(アウトドアショップ)に預けていたシ−カヤックを取りに行く。
明日は友人とカヤッキングを行う予定だ。
夕方MBCテレビ「ニューズナウ」で自分の画像を見る。
いつもの事なのだが、画像で見る景色は不思議な感じがする。
そこに自分がいたのだが違う世界を見ているそんな感覚になる。

のびきった(やんかぶった)髪をカットする。
9月26日 晴れ 鹿児島市

午前中は自転車で樋脇町から入来町と走る。
上り下りのきついコースを2時間ほどノンストップで走る。
きつい坂道でもだんだん追い込める用になってきた。

午後からはプールでパワー系のトレーニングを行う。
だんだん調子が出てきた。
髪の毛がかなりのびてきたのでカットに行く。
行きつけのカットサロンのオーナー(女性)は最近フリークライミングに懲っているらしい。
私もアドベンチャーレース(レイドゴロワーズなどの山岳やカヤック乗馬などの複合サバイバルレース)に参加しようと計画している。
遠征が終了したらご一緒させてもらおう。

「かごしまカヤックス」の新事務所です。
9月25日 晴れ 鹿児島市

久しぶりに市街地で車を運転したが、なんとなくぎこちない。
信号のある所を久しぶりに走ったので目が回る。
う〜〜ん情けないな・・・

午後から健康の森にあるプールに行き泳ぐ。
最初はきつかったがだんだん調子が出てきた。
腕立て伏せやスクワットなどのパワー系のトレーニングもこなせる用になってきた。

郡山町に移転した「かごしまカヤック」の事務所を片づける。
念願の田舎の一軒家だ。
しかし持ち物は少ないと思っていたのに、イヤと言うほど用具がある。
もっとコンパクトな生活を心がけなければいけないな。
9月24日 晴れ  鹿児島市

今日からトレーニングに入る。
自転車を使い坂道を2時間走る。
久しぶりのトレーニングなので、心拍が上がりすぎない用に心拍計でチャックしながら走る。
きつかったがだんだん調子が出てくる。
しかし急な坂道になるとヨロヨロとなる。
まあ明日になればもっと良くなるだろう。

田んぼには稲穂が下がり、彼岸花もあちこちに赤い色を添えていた。
秋になったんだな。

ウォーキングを行う。
9月23日 晴れ  鹿児島市

気分はだいぶ良くなってきた。
午前中はウォーキングを行う。
ジョギングを行おうとしたのだが、まだ体がきつく歩くのがせいぜいだった。
喉はまだ痛いが気持ちはいい。
明日は今日よりもいい感じになりそうだ。


午後から南日本新聞社の取材を受ける。
私のサラリーマン時代から今の生活への変化についての取材だった。
調子にのって偉そーな事をしゃべってしまう。
9月22日 曇りのち雨 鹿児島市

まだ喉が痛いがだいぶ気分は良くなってきた。
そろそろトレーニングをやりたくなってきている。
ただもう少し休んだ方がいいと思う。
明日ぐらいからウォーキングを始めたい。
9月21日 晴れ 鹿児島市

今日もゆっくり過ごす。
まだ喉は痛いが元気になるつつある。
だんだんトレーニングをしたくなってきている。
早く喉の腫れがひいてほしい。
9月20日 晴れ 鹿児島市

今日はゆっくりと休養する。
まだ喉がかなり痛むが、昨日よりはだいぶましになってきた。
鹿児島市に帰ってきて秋が来たんだなと感じる。
早く元気になりトレーニングを行い遠征に復帰したい。
今はともかく休むことだ。
9月19日 晴れ 鹿児島市

昨日のフェリ−「としま」で鹿児島に帰る。
家に帰り着き、死んだように眠る。

今日は病院に行き診察をしてもらう。
扁桃腺がかなり腫れているとのこと。
点滴を受ける。
しばらくは安静にするように言われる。
いま私がすべき事は体の回復だ、それからトレーニング入ろう。

トカラ列島最北端の口之島が見えてきた。
9月18日 晴れ 北よりの風 中之島〜口之島
本日航行20k

昨夜もよく眠れなかった。
台風に翻弄され先に進めない事や、向かい風の季節を迎えたことなどで、寝付けないか何度も起きる夜が続いている。
体も疲れているしストレスもかなりたまっている。

それでも波も低いし、向かい風だが行けそうなので口之島に向かう。
しかし出発してすぐに気分が悪くなり吐いてしまう。
体に力が入らないが今日はなんとしても口之島に着きたい、必死に漕ぐ。
海峡は黒潮が2ノットぐらいで斜め正面から流れてくる、風も黒潮と同じ方向の流れなのでカヤックは進まない。
ちょっとでも休むと東側(太平洋)に流される。
めまいと吐き気に襲われながらも何とか口之島に着く。
上陸するが体に全く力が入らなく呼吸も苦しい。
このままではとてもじゃないが向かい風の中、屋久島まで漕げるとは思えない。
扁桃腺も腫れがひどくなった用だ、病院で診察をし自宅で完全休養とコンデショニングを行いたい。
屋久島で待機している取材クルーには申し分けないが休養のため鹿児島に帰ることにする。