Discovery Islands
2008カナダ獲物獲り、食い倒れツアー

 プシュ!と小気味のいい音を立ててkokaneeビールを開けた。
「ぷは!」「うめぇ!」「おいひぃ」短い言葉だけがフィヨルドにこだまする。
みんな実にいい顔をしている。
当たり前だ。周りはすべてフィヨルド。我々だけの無人島。そして目の前にはウニ、牡蠣、ナマコ、カニなどをはじめとする獲物がたんまりのあるのだ。これらを目の前にして笑顔が出ないはずはない。
我々がいるのはCANADAのBC州にあるお気に入りのエリアDiscovery Islands。そこのOctopas Islandsにベースを構えた。
参加者はシアトルから参加のHitomiさん。関東から筋に君。鹿児島からMakikoさん。ウィスラーからハイパーさん。そして私こと野元団長の5人。
    

ここへ来る途中で様々な獲物をゲットしている。
出発準備をしていると「あ!ナマコだ!!」と漕ぎ出してもいないのに巨大ナマコを2匹捕まえる。まずはナマコと2ショット。
そんなんで出発時間が遅れて超難所のSurgeNarrowsに着いたときにはすでに潮止まりから30分を過ぎていた。満ち潮の強い流れが始まりだしている。なんとか進めないかと挑むが強い流れに押しもどされてしまう。
この時期は大潮なので最大潮流は14ノット(約時速25km)を越える。潮流が作る波も4mを越えるそうだ。とてもじゃないが越えることはできない。
 しかたがない。潮が止まるまで時間つぶしだ。穏やかな海域を探して漕ぎ進む。すると水面下に見覚えのある美味しい姿が。ウニだ!棘までだと30cmは越える。本体でも20cmは越える大物だ。タモ網を使い獲る。
「ふはは!ウニの刺身だぜぇ!」
そして前回見つけた宝庫ビーチへ上陸。探すと辺りに牡蠣が落ちて・・・いやいや生息している。しかもデカイ。
まずは一つ剥いて生牡蠣でいただく。う〜ん!この味だぜ!
とりあえず必要量だけ確保する。これで3品目。

 

再びSurgeNarrowsに向かうがまだかなりの速さで流れている。釣をして時間を潰そう。流れの穏やかなエディにカヤックを漕ぎ入れて糸をたらす。しばらくすると厳つい顔のLock fish(カサゴの仲間、鹿児島のアラカブ)が上がってきた。
うひひ!いいサイズだ。全員ゲットの5匹。これで4品目。

 

流れが少し納まってきだしたので流れの弱いところを飛び石をするように漕ぎ上がる。そしてついにSurgeNarrowsを抜け出したのだ。後は穏やかなフィヨルドの海が広がっていた。
Octopas Islandsに着くと早速カニ獲り。海草の下に赤いレッドロッククラブが潜んでいる。それを探してタモ網にて捕まえる。ついでに2匹の毛ガニも捕まえた。これで5品目。
目いっぱい潮が引いた海岸を掘るとクラム(ハマグリの仲間の2枚貝)を獲る。これまたデカイ。握りこぶしぐらいはある。これは砂を吐かせる為にネットに入れて海中に漬けておく。明日が楽しみだ。これで6品目。
岩の上に生えているシーアスパラ(海岸に生える植物)も採り7品目。さあビールを海に浸けて冷やし夕食の準備だ。

 

1日目のメニューはウニとロックフィッシュ、ナマコの刺身。ロックフィッシュのアラを使った魚汁。シーアスパラのジャガイモ炒め。そして夜のお酒の肴は焚き火で焼いた焼き牡蠣だ。うへへ!皆から妖しい笑いがこぼれる。しあわせだぁ〜!

 

2日目は鏡のような水面をカヤックで数キロ漕ぎ、トレッキングルートへ向かう。
ゆったりと岸に沿って漕いでいると白頭ワシが数羽集まっている場所がある。水中や岸沿いになにやら白い物が。よく見るとイルカの骨だ。まだ強烈な匂いがする。筋に君が拾い上げる。

 

トレッキングポイントで上陸して歩き出す。森の中、30分ほど軽い坂を登りMain Lakeへ着く。静かな湖畔でしばらく堪能する。
カヤックへ引き返すと潮が満ちてカヤックは浮いていた。
カヤックを浜へ引き上げてベーコンサンドのランチを取る。
Octopas Islands周辺で釣をしようとしたが風が強く、引きも無いので諦めた。



帰り着いたら夕食の準備。
今夜のメニューは様々な魚介類を入れたブイヤベースとベーコンパスタ。酒の肴はカニ蒸し。食べ終わった甲羅に日本酒を入れて暖めて飲む。カニを食べているときには会話が止まる。「なんか喋れよ!」と言ってもニヒヒと笑った後でまた静かにカニに向かう。う〜ん幸せだぁ。



3日目Francisco Islandへ行きロックフィッシュムール貝を獲る。ムール貝で8品目だ。
実は悲しい話がある。甘エビと思しき海老ちゃんを捕まえたのだがカニと同じネットに入れていたら網を破られて逃げられてしまったのだ。
おそらくカニエビの会話
カニ「せめて君達だけでも逃げてくれぇ〜」 エビ「カニさんすまないネェ。あんたらの分まで生きてやるからねぇ」 カニ「いいって事よ。おいらの分まで逃げ延びてくれよ」 エビ「カニさん」 カニ「エビィ〜〜」
きっとそんな悲しい話があったことだろう。
それともカニ海老を「お!ご飯だぁ」と食べたのかなぁ・・・

夕食はロックフィッシュの手巻き寿司と夕べの残りのブイヤベース。そしてカニ蒸と日本酒を入れたカニ味噌酒。肴は焼き牡蠣。
特に手巻き寿司は旨かったなぁ・・・
たいちょお(友人)のアドバイスどおり寿司の子と焼き海苔を持って行ってよかったなぁ・・・

  

最終日は強い風で目覚めた。テントから出ると小さな岬の上に張ったHitomi さんとMakikoさんのテントが風を受けて大きく揺れている。特にHitomiさんのテントは今にも海に飛ばされそうだ。見ているとゴソゴソといつもの笑顔で二人とも出てきた。強いぜ!

荷物をすべてカヤックに積み込み帰途に着く。 SurgeNarrowsで潮待ち時間を使いウニを獲りまくる。
筋に君はタモ網など使わず手づかみでどんどんスプレースカートに積み上げてゆく。

  

潮が止まりゆったりとSurgeNarrowsを進むとアザラシが数頭いた。岩の上にはゴマ模様の子供アザラシもいる。緩い流れに乗りながら観察する。
爽やかに晴れ上がった青空の下、漕がずに流れながらアザラシや白頭ワシを見つつキャビンへたどり着いたのだ。

 

後片付けを終え、キャビンの浮き桟橋にあるサウナで身体を温める。そして冷たい海へダイブ。冷てぇ!!でも楽しい。
夕食はキャビンのキッチンで牡蠣とムール貝のソテー。残り野菜のサラダ。メインはウニ、牡蠣たっぷり丼。旨くないはずが無い。

  

そんなこんなで今年も食べまくったカナダツアーでした。
今年の5人も超個性的で素敵な最高のメンバーでした。また旅しましょう。
うさぴ〜す!


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